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二人の漫才は、「長身男性二人の立ち話」。
型もない。キャラもない。ボケツッコミの役割分担もない。
しかし、そこにはお笑いのプロたちをも爆笑させる仕掛けが散りばめられている。
囲碁将棋のネタは非常に論理的。
ひとつひとつのボケに人間が笑う要因がしっかりと含まれていて、人を問わず笑わせる。
だからといって、ネタとしての硬さは全く感じられない。
それは、彼らが自分固有の笑いの方程式を持たないことによる。
一ネタごとに独特の仕掛けを作りそこにボケを積み重ねる。
変幻自在のネタは視聴者を決して飽きさせない。
もうひとつの強みはWボケ。
このコンビには、ここにさえ規則性は無い。
交互にボケることもあれば、前後半で交代することもある。
さらに、ボケでないときはツッコミかといえばそうでもない。
ボケにボケを重ねることもあれば、ツッコミ自体がボケになっている場合もある。
そして、囲碁将棋の最大の魅力は爆弾ネタの存在。
彼らは型にはまらず、かつ発想第一のネタが多いため、ときおり頭ひとつ飛びぬけたネタがある。
それがハマったときの破壊力は実に恐ろしい。
それらの代表的なものが「隣の女子大生」ネタ。
オチに向かってどんどん崩壊していき、最後は顔芸ですべてをさらっていく。
このレベルのネタがいつか大舞台で爆発することを期待している。
誰ともかぶらない発想とそれをネタとして仕上げる能力を持ったこのコンビは、いつか大きな結果を残すだろう。
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