スポンサーサイト

上記の広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。
新しい記事を書く事で広告が消せます。
-- : -- : -- | スポンサー広告 | page top↑

漫才のオチについて

漫才においてオチという要素は実は軽視されがちです。
それは、オチというパートが必ずしも笑いをとる場ではないという認識が伝統的にあるからです。
しかし、最後の最後に位置するそれが客に与える影響はかなりのものだと考えられます。

その元祖である落語においてオチにおいて求められるのはシャレです。
いかにオシャレに気を利かせるか、客の納得を引き出すかが大事なこと。
それは漫才において主流ではないながらも継承されています。


漫才のオチとはどうあるべきか。
ここで考えるべきは、漫才を締めるときの常套句について。
もうええわ、いいかげんにしろ、やめさせてもらうわ、など。
もちろんここにない変則的なオチもありますが、基本はこのようなツッコミです。
漫才を締めるにはこれらの言葉が必須。
逆に言えば、どんなオチだろうとこういう言葉につなげれば客にストレスを残さずに終わることができるのです。
このポイントがオチを考えるときのよりどころであり、漫才のオチというものは「もうええわ」を軸に多様化してきたとも言えます。

では、「もうええわ」を引き出すにはどんなボケが適しているのか。
注目すべきはこのツッコミは「呆れ」を表現しているということです。
要するに「もう君とはやっとれんわ」と思わせる種類のボケが必要なのです。

そのひとつは、先述した落語流のオチ。
くだらないシャレや脱力感の湧くユーモアで聞き手をからかい呆れさせるものです。
このオチのポイントは、他のボケとのクオリティの落差です。
散々ボケておいて、最後の最後に非常にくだらないボケで終わることで客の力がふっと抜けて余韻に浸れるのが理想。
もちろんオチで最高潮のボケを持ってくるのもアリですが、笑い待ちができない上にツッコミが言葉を重ねにくいし、それまでのボケが吹っ飛んでしまいます。
様式美という意味でもオチはよりくだらないに越したことはないと思います。

もうひとつは本末転倒型のオチ。
わかりやすく言うと話題そのものの否定や議論自体の是非を問うなど、全てを台無しにしてしまうボケです。
これはいわゆるケンカ漫才において最も効果を発揮します。
言い合いがどんどんヒートアップして盛り上がって、ツッコミが詰め寄ったところにボケが一言で全部を無駄にしてしまう瞬間は非常に気持ちのいい満足感が得られます。


現代までに様々に多様化したオチの中でもこの二つは飛びぬけて美しいです。
伝統とか古典とか本来は苦手なのですが、こういう様式美は守られるべきものだと思います。

関連記事
23 : 51 : 15 | お笑い | トラックバック(0) | コメント(0) | page top↑
<<味のある漫才とは何か | ホーム | 現代に必要とされるバナナマン的手法>>
コメント

コメントの投稿














管理者にだけ表示を許可する

トラックバック
トラックバックURL
http://sugunomu.blog.fc2.com/tb.php/120-044eddee
この記事にトラックバックする(FC2ブログユーザー)
| ホーム |

プロフィール

マルヒト

Author:マルヒト
お笑い好きってか芸人好き
モットーは脱力
頑張って力抜きます
ツイッター@maruhitoOI

最新記事

カテゴリ

お笑い (71)
芸人考察 (14)
小林賢太郎 (3)
オンバト+ (43)
未分類 (6)

タグ


検索フォーム

月別アーカイブ

ブロとも申請フォーム

この人とブロともになる

RSSリンクの表示

リンク

このブログをリンクに追加する

QRコード

QR

上記広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。新しい記事を書くことで広告を消せます。