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お笑い鑑賞に必要な姿勢とその使い方

お笑い賞レースにおいて毎回話題になるのが審査方法であり審査員の選抜です。
これは本当に難しい問題で、結論が出るということはほとんどあり得ません。
ただ、審査員がプロか一般人かぐらいはそろそろ統一することができるのではないでしょうか。

結論から言うと、僕は一般審査を完全排除するべきだと思っています。
オンエアバトルのようにメインコンセプトに用いない限りは。
R-1にしてもMANZAIにしても視聴者票を一つ設けていますが、あれでも大きな問題です。


一般視聴者に欠けているのは、お笑いを鑑賞する姿勢のバリエーションです。
だいたいの人は基本的でフラットな目線をひとつ持っているだけであり、それが公平な見方であると信じています。
実際には、芸人それぞれが作りだす空気に乗っかるために、審査に参加する視聴者には様々な異なる姿勢と態度が必要です。
NON STYLEとおぎやはぎの漫才を同じ目線で見て正しい評価ができるわけがありません。

ちょっと変わったネタを見るとすぐ「面白くない」と断じる人は、大抵の場合はこういうことを理解していません。
「公平な審査」には芸人それぞれが表現していることが見える最善の目線に自分を合わせていくことが必要であり、高度な技術を要します。
もちろん、審査に加わらない観客はそこまで考えなくてもいいのですが、お笑いを楽しむためにはお笑い見る用の姿勢は三種類以上はあったほうがいいと思います。


芸人や飛びぬけたお笑い好きの人はごく小さなライブにも足を運ぶため、テレビには出せない種類の秀逸なネタからホントにどうしようもないネタまでいろいろ見てきています。
それを楽しもうと努力した結果、上記のような姿勢を自分のものにすることができるのです。

審査の技量とは、そこに依存するものだと僕は考えます。

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