スポンサーサイト

上記の広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。
新しい記事を書く事で広告が消せます。
-- : -- : -- | スポンサー広告 | page top↑

サンシャイン池崎を考える

ワタナベエンターテインメント所属のピン芸人。

彼の芸の中核は「すかし」である。
この技術は本来メインに据えられるようなものではない。
元々、「裏切ると見せて裏切らないこと」がすかしの定義なのだから、ボケやパターンの中に忍ばせて使われる以外に用いる場面がないからだ。
料理でいえばスパイスの役割を果たすものであり、主役になることはない。
しかし、サンシャイン池崎はそのすかしを主体に見事なキャラクター漫談を展開し、他の芸人とは一線を画した。
そこには、ハイテンションなキャラと大声に隠された巧妙な仕掛けがある。


まず、彼のキャラクターの大きな特徴は「中身の無さ」である。
なんともいえない微妙な格好でごく普通のことを大声で叫ぶ。
デブでもガリガリでもなければ、ブサイクでもイケメンでもない非常につかみどころのないキャラ。
この実態のないふわふわしたキャラクターこそがツカミとなるすかしであり、サンシャイン池崎の芸風を象徴している。
ネタに入ってもその芯は全くぶれない。
キャラクターから一切の制約を受けることなく、自由な展開を見せる。
ある程度クオリティの低いネタでも、実態のないキャラクターに負けることはないから客のハードルを下回ることもない。
これらの点が、彼のすかしがネタの主役として独立できる理由である。

そもそも、ピン芸人がすかしを使うということ自体が特殊である。
というのも、通常この技術はピン芸では利用されない。
その原因はツッコミの不在である。
最も純粋なすかしとして「ボケると見せかけてボケない」というものを例にとってみる。
これには「ボケへんのかい!」というツッコミが必須であることが容易に分かる。
実際にはボケていないのだから笑うタイミングがない。
それを与えるためのツッコミがなければ、ほとんどのすかしは成立しない。
おのずとピン芸人はそれを封じられていることになる。

サンシャイン池崎の芸においてこれを解決しているのが「イエーイ」である。
すかしているということをアピールしつつ笑うタイミングを与える決め台詞。
ここに「イエーイ」という言葉を選んだことは、素晴らしいファインプレーだと思う。
最高レベルの知名度と中身の無さを誇るこのフレーズはネタの中で重要な役割を果たしている。

以上のような要素があってこそ、サンシャイン池崎の独特な笑いは成立している。


彼がフリもツッコミも無しで「すかし」を独立させたことを、僕は大きな功績だと思っている。
これからも、サンシャイン池崎というキャラクターが可能性を広げていく様をぜひ見届けたい。

スポンサーサイト
18 : 34 : 40 | 芸人考察 | トラックバック(0) | コメント(0) | page top↑
| ホーム |

プロフィール

マルヒト

Author:マルヒト
お笑い好きってか芸人好き
モットーは脱力
頑張って力抜きます
ツイッター@maruhitoOI

最新記事

カテゴリ

お笑い (71)
芸人考察 (14)
小林賢太郎 (3)
オンバト+ (43)
未分類 (6)

タグ


検索フォーム

月別アーカイブ

ブロとも申請フォーム

この人とブロともになる

RSSリンクの表示

リンク

このブログをリンクに追加する

QRコード

QR

上記広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。新しい記事を書くことで広告を消せます。