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ハリガネロック解散

ショックです、ホントに。
まだ全く受け入れられないし信じたくもないです。

二人の漫才は主にオンエアバトルで見ていました。
印象としては素直でド直球なネタ。
テレビカメラとか業界人、先輩や師匠ではなく目の前の観客に正面突破を仕掛ける姿はすごくかっこよかったしロックでした。
変化球も特別な仕掛けも使わずにゴリゴリと笑いをとることに関しては随一だと思います。
テクニカルな漫才が流行りだしてから置いてけぼりを食らった感はありましたが、今でも尊敬できる正当派漫才師です。

2000年前後には客ウケにおいては最高の状態に仕上がって、いつも客を湧かせていた記憶があります。
それを実現していたのは、身近な題材やボケだと思います。
ナチュラルで無理のない進行と共感度の高い毒がかなり高いレベルにありました。
そういうある種落語的な漫才は今ではとても希少で、これから増えることもないでしょう。
寂しい限りです。

加えて、ハリガネロックのかっこよさは子供にすごく響くかっこよさです。
ぼやきや愚痴は大人には好印象ではありませんが、子供にとって言いたいことを素直に喋りまくる大人はかっこよく見えるものです。
そういう憧れを抱かせる漫才師はホントに少なくなりました。
そこも彼らが担っていた部分だと思います。


解散という結末は悲しい以上に悔しいです。
ハリガネロックがここで終わってしまうことが。

なんとかならないのでしょうか。


解散だけはダメですよ。

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21 : 04 : 27 | お笑い | トラックバック(0) | コメント(0) | page top↑

漫才におけるアドリブ感

漫才で大切なファクターの一つに鮮度があります。
もちろん、客にとっての鮮度はネタがバレている割合によって決まります。
しかし、演者側にとっての鮮度というものも重要です。
本人たちが漫才にどこまでリアルな熱を込められるか。
また、いかに自然な掛け合いや仕草、表情を表現できるかということです。


会話の自然さはボケの異常さとツッコミの説得力を増幅させ、漫才のレベルを格段に上げることができます。
しかし、これを武器にする漫才師は現在絶滅しかけていると言ってもいい状況なのです。
その原因は、ほぼ間違いなく「練習のしすぎ」です。
近年の賞レースは完成度とミスの少なさが評価される減点方式になっています。
演者は当然、一言一句間違いのない繊細な台本を書き、その実現のために必死で練習します。
このことでネタはガチガチに固められ、遊びがほとんど失われています。

かつて、その鮮度を武器にしていたのがアンタッチャブルでした。
僕は一時期、彼らについてずっと考えていた時期がありました。
確かにツッコミは非凡なものがあるが、オーソドックスな漫コンで決して突出したものを持っているわけではない漫才師がなぜこんなにも面白いのか。
結局、その理由はアドリブ感だと結論付けました。
事前に決まっているのは台本だけでひとつひとつの間もテンポも声量も舞台上で生まれたもののはずです。
そうでなければ、あの漫才はできません。


賞レースでの漫才に「ライブではもっとウケてたのに」と感じたことが、誰しもあるでしょう。
それは客層の違いに加えて、鮮度の違いもあると思うのです。
賞レース前なんて、それはもう死ぬほど練習するでしょうし。
アンタッチャブルですら、M-1決勝では少し固かったです。

ライブと賞レースでは場が違うのだから、と言われればその通りです。
しかし、ライブでのびのびと大爆発を起こしている漫才師を見るたびに、それをそっくりそのまま決勝でやれば優勝じゃないかとどうしても考えてしまうのです。
僕が個人的にそういう自由度の高い漫才が好きだということもありますが。


近年ではHi-Hiがその片鱗を見せ、三四郎などの鮮度抜群の漫才師も若干出てきています。
あとは、見る側にその耐性が付けばそういう人たちの時代も夢ではありません。

23 : 59 : 30 | お笑い | トラックバック(0) | コメント(0) | page top↑

漫才型コントの衰退に見る漫才の優越

コントという演芸の最大の特徴は自由度です。
舞台上で何を使っても何をしても本人たちが「これはコントだ」と言えばコントになります。
お笑いになじみがない人たちの中には「コントじゃない」と簡単に言う人もいますが、それはその人が勝手に定義したコントの範疇に収まっていないだけです。
コントに定義はありません。


しかし、「賞レースで勝てるコント」となると一気に制限がきつくなります。
最近、特に風当たりが強いのは漫才型のコントです。
このコントのピークはサンドウィッチマンのキングオブコント準優勝の頃でしょう。
彼らは典型的な漫才風コントで純粋コント師の東京03と競り合いました。
翌年優勝のキングオブコメディも漫才風味が多少はありました。
2011年からそのようなコントは決勝戦に来ることすら難しい状況になります。

そういう時代を作ったのは審査員や芸人ではなく、準決勝の客です。
テンポのいい掛け合いや言葉遊び、歯切れのいいツッコミを見て「それは漫才でやれば?」と一瞬でも頭をよぎった客はそこからついていかなくなってしまうのです。
準決勝に来るようなお笑い好きの客は特にそういう感情が強いです。
その理由の一つとして、芸人への愛情過多があります。
漫才をコントに焼き直している漫才師がコント一本でやっている芸人の決勝枠を奪ったとなれば、納得がいかない悔しさを感じるのはやむを得ないことだと思います。

それに受けて新たに台頭してきたコント師にはあからさまな特徴があります。
いわゆるボケとツッコミの区別が曖昧なコントです。
さらば青春の光は、設定がボケ、東口が登場人物、森田がリアクション。
バイきんぐは、展開がボケ、西村がそれを伝える係、小峠がリアクション兼ツッコミ。
ジグザグジギーは、展開がボケ、宮澤が登場人物、池田はリアクションまたはツッコミです。
漫才っぽさを消すには、まさにここがポイント。
いかにボケとツッコミの役割をぼかすかということです。


その一方で漫才中にコントに入る漫コンというジャンルはあまりにメジャーなため、最近でもひどい弾圧を受けることは少ないです。
お笑いが好きでない方は、今でも多少うるさく言いますけど。
そこを考慮すると、現代の賞レースにおいてはコントに対する束縛は漫才よりきつくなっていると思います。
今では漫才師のほうが自由にのびのびとネタをやっているように見えます。
しかも、それが一般視聴者に理解されていないということが恐ろしいところです。
決勝戦を見るのはほとんど一般視聴者なのに。

そういう問題が起きる中で上記のような近代コントを僕は気に入っているので、個人的にはコントはこのままであって欲しいと思っているのが悩ましいところです。

11 : 40 : 34 | お笑い | トラックバック(0) | コメント(0) | page top↑

笑いのレベルと客層の関係性

お笑いとは、本質的に「劇」であり「芝居」の一つのジャンルです。
ネタの台本が決まっていてそれを演じているわけですから、そういうものとの違いはありません。

では、なぜお笑いだけが見下されているのか?
その主要因は笑うという現象の中に「嘲笑」がそれなりの割合を占めていることだと思います。
残念なことに、人間が最も嬉しい楽しいと感じられる物事は他人の不幸です。
だから、芸人はコンプレックスをひけらかしたり痛みや屈辱を積極的に受けるのです。
そういう笑いの取り方はすでにTVにおいて確固たる地位を築いて久しいので、解消することはできません。

問題はその逆のお笑い。
すなわち、尊敬される笑いや媚びない笑いのことです。
これは芸の幅が非常に広がり新しい笑いを生む代わりに、人を笑わせるという点で弱くなります。
実際、これが現代においてTV界の第一線で活躍するのはほぼ不可能と言っていいでしょう。
特徴としては、笑いどころが伝わりずらい、客側にある程度の知識とセンスを求める、表現に時間を要するなど。
こんなお笑いがテレビの前で寝転んでいる不特定多数の人間にウケるはずがありません。

劇場やライブではこれが逆転します。
何千円も払って芸を見に来た客は相応に価値がある笑いを欲しています。
賞レースの予選などに来る客はほとんどがこの層に該当するので、テレビで放映される決勝とでは場が全く異なることになるわけです。

ここで大事なのは「価値がある笑い」とは何かということ。
抽象的に言えば、特異性の高い笑いのことです。
他の芸人にはできない、いままでにない笑わせ方が必要になります。
これを実現するのは「徹底的にバカなネタ」、「徹底的に練られたネタ」のどちらかです。
高尚な笑いというと普通は後者がイメージされますが、本当にバカなネタは頭のいいネタと同じように尊敬の念さえ抱かせるものです。


しかし、世間で褒められるのはこのどちらでもないいわゆる優等生なネタばかりです。
分かりやすい老若男女に通じる鉄板のネタこそが芸の本質であるという風潮が長らくあります。
そういう話を聞くたびに、僕は「そんなネタはこの世に存在しない」と思わざるを得ません。
誰にでもウケるようなネタ作りが大事なことなのは間違いありませんが、それが芸における絶対的な正義だという考えは間違っています。
少なくとも、僕はそういうネタはあまり好きではありません。
芸人という特別な人間が表現する特別な笑いをいつも期待しています。
芸を見るのが好きな方々はそういう人が多いのではないでしょうか。


挑戦的で客にストイックな笑いが評価される場がこれから増えてほしいと思います。

21 : 28 : 46 | お笑い | トラックバック(0) | コメント(0) | page top↑
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