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小林賢太郎演劇作品 『ノケモノノケモノ』 感想

大阪公演に行ってきました。


一番強い印象はとにかく「絵本感が凄い」ということ。
今までの作品にももちろんそれはありましたが、今回はダントツです。
まず、話の筋が神話ベースで基本に忠実な「不思議の国のアリス」型。
そして、立体をほとんど使わずに背景を全て映像で表現、なおかつそこに映る扉を登場人物が出入りするものだから本当に絵本の中を人が動いているよう。
そういう意味では前作と対極にあると言えます。
また、その映像がすごく美しい。

ストーリーについては特筆すべきところはなかったと思います。
だいたいはベタな人間の存在価値とかアイデンティティの話でした。
ただ、その議論に対する答が面白かったですね。
「自分は他とは違うと強がるくせに人と同じでなければ不安」というテーマに対して創造主が「そういう風に作った」と返したのはじーんときました。

そして、小林作品の核である笑いの面では今回すごく良かったと思います。
コメディの形態としては『Sweet7』にかなり近いのでは、と感じました。
ざっくり言うと、演劇とコントのつなぎ目がしっかりあって、お笑いモードに入ると全力で暴れてまたスッと劇に戻るということです。
その中で小林さんがふざけて、それにハマった辻本さんが膝に手をついたまま立ち直れなくなるという事件も発生しました(笑)
それと、小林さんと辻本さんで漫コンもどきをやったのは驚きました。
「ああ、そういうの知ってるんだ」っていう。
いや知ってて当たり前なんだけど、世俗的なお笑いとは縁がないのだとばかり思っていたので。
あと、オンバトいじりが一ヶ所あって、自分はその日一番のハイテンションになりました。


今回うれしかったのはK.K.P.が少しだけお笑いに戻ってきたこと。
いつまでも、こうやってお笑いと演劇の間をフラフラしていて欲しいです。

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21 : 32 : 36 | 小林賢太郎 | トラックバック(0) | コメント(0) | page top↑

小林賢太郎演劇作品 『振り子とチーズケーキ』 感想

大阪公演に行ってきました。


前情報通りの地味で濃い作品でしたね。

巻き起こることや展開の仕方が非常に狭い、小さい。
そこで表現される壮大な旅への人間の憧れ。
主人公のほんの小さな変化がもたらした現実的なエンドがとても気に入りました。

竹井さん演じる主人公には自分を重ねる人も多いのではないでしょうか。
自分がどんな人間か説明できない、臆病で卑屈で、でも大きなものにあこがれていてそれをあきらめきれない。
現代風刺にも思えましたね。
そして、この主役は竹井さんにしか絶対にできないと感じました。
このお話にふさわしいあまりにもリアルな主人公は小林賢太郎さんの新境地だと思います。


その中で、既存の小林さんっぽさも存分に見られました。

単純な立体を使った積み木遊びのような舞台転換。
「タングラムの壁」の立体版という感じで、うれしくなりました。
見方によって形が変わるチーズケーキの表すところですね。
あと、次々と展開される劇中劇。
演者としての小林賢太郎が行ういつもの茶番劇が笑いの主軸として機能していました。


今回本当に意外だったのは、小林さんがこんなにも「普通な人間」を描いたことでした。
本当にキャラクターが薄くて、そうでなければ成立しない話でした。
面白かったです。


引っ込んだ後も大きな拍手で三回くらい呼び出されるお二人。
おかげで小林さんの「チョココーティングされた柿ピーの話」が聞けました(笑)

すごく楽しかった。
次も絶対に行きます。

21 : 03 : 46 | 小林賢太郎 | トラックバック(0) | コメント(0) | page top↑

K.K.P. #7 ロールシャッハ

大阪公演を見てきました。

面白かったですねー。


僕にとってのK.K.P.の楽しみは何といっても”仕掛け”なんですね。
序盤の設定説明の中でごく自然にヒントをちりばめて、答えを示した瞬間にすべてのもやもやが氷解していく感じ。
これがたまらなく気持ちいい。
だから僕は「LENS」が一番好きなわけですが。

んで今回の答えは、登場人物が鏡の中の住人だったこと、なわけです。
これが読めなかったのがとにかく悔しい。
小林さんがシンメトリー好きなのは知ってたのに・・・・・・。
人物の名前や実砲、空砲のくだりもそうですが、それよりなにより壷井さんの紹介ですよ!
「右投げ、右打ち」
ここで気づくべきでした。
だからバッティングしてたのかー。
ここら一連の伏線はすごく悔しくてすごく楽しかったです。

あと僕は生オレンヂさん(今はオレンヂさんではないそうですが)を初めて見たんですが、すごくオーラがある方ですね。
細かい挙動がすごいナチュラルで。
串田さんのターンは一番見入ってしまいました。
だからこその発砲主のくだりのあの破壊力ですよね。

例のごとく悪ふざけタイムがあるわけですが、大人しめだったかな。
まあ、そこは公演によって大きく違うでしょうから。
それが最高潮の日にいつか行ってみたい。

笑いをとるときのセリフもかなりナチュラルだった印象。
ボケツッコミが減ってかなり劇によってきた感じが。
それに、この劇はひとつの新境地だと思いました。
他と毛色が違うというかなんというか。
伊坂幸太郎さんの小説を読んでいるような気分に。


今回はとにかくスカッとしました。
濁りがなかったです。

どんどん次が見たくなる。

23 : 05 : 13 | 小林賢太郎 | トラックバック(0) | コメント(0) | page top↑
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